事業承継面より自社株対策としての解決
【相談時の状況】
卸売業を営む地元中小企業の社長様より。創業期より30数年、ほぼ赤字を出すことなく順調に成長。長年蓄積した内部留保が厚いため自社株評価が高く、大半の自社株を保有する現社長からまだ資産のない息子への譲渡が困難。
【リスクの確認】
現社長に万が一のことがあった場合。相続により自社株が非後継者にも分散してしまうことで将来の経営に支障をきたす可能性あり。現社長が元気なうちに対策を打つ必要性を確認。
【対応策】
自社株・相続に強い税理士先生とタッグを組み対応。現時点での自社株等の評価を依頼し、数年計画で利益を圧縮しながら自社株評価引下げ策を検討。贈与策を実行に移しつつ、万が一の場合に自社株が分散しないよう買取資金としての生命保険を法人と個人にて加入することに。現社長の退職金支払のタイミングも検討。